〜森氏の大会(11月の全国大会)記です。〜


大会記森  命

  十一月十一日(日曜日)

 午前十時三十分。梨枝先生、和子夫人と共に、社主の車で海紅社より会場のホテルへ向かう。途中、鳳神社では酉の市が立ち、賑っていた。時々雨の予報が出ているが、青い空が案内をしてくれる。荷物を会場へ運び、ロビーに下りると、大島澄恵さんが一番乗り。耕司さんと聡さんはJR大崎駅前にて、私はホテルロビーで参加の方々を待つ。

 十一時四十分、高橋登記夫さん、とも子さん夫妻がゆっくりとした足取りで到着。角館のおしどりである。続いて、穂さん、桂芽さん、西呂さんの御三方が揃って、大崎駅でご一緒になられたと言う。西呂さんとの再会第一声は、「トイレどこだった」で、ご案内した。 そして、大西節さん、原鈴子さんが来場。皆さん会場に入られるたびに、梨枝先生との挨拶がかわされる。梨枝先生、ほんの少しお痩せになられたが、あの笑顔は変わらない。

 今回は会場内に、パソコンをセットし、ホームページを御覧いただける様用意する。また、「全国大会記念プリント」として皇居での六花師米寿記念句会∞一碧楼、井泉水のツーショット%凾フ

お宝写真が配布された。今大会の「海紅全国大会」のカンバンは、一昨夜遅くまでかかって書き上げた中塚千亜紀さんの筆。代々使用されてきた平安堂の筆で。ちなみに千亜紀さんは、今や都内高校ナンバーワンの腕前。お茶菓子は定番となった、うさぎ屋のドラ焼き、鎌倉の鳩サブレ、参加できなかった平林吉明さんよりいただいたみかん。和子夫人と美登里さんがお茶を。受付は功子さんと通子さん。「少し遅れる」と連絡があった初参加の川原幸子さん、間一髪到着。

 午後一時。開会。参加者二十五名、投句者五十四名。部屋は「つばきの間」、司会は石川聡さん。一千号記念大会以降に没された十一名の御同人に対し一分間の黙祷。続いて社主の挨拶。簡素にと僅か二分の社主の言葉の中に、再会の喜びが溢れていた。初参加の、河合禎さん、川原幸子さん、湯原幸三さん、大川崇譜さんが自己紹介をされる。

 次に社主より決算報告がされ、今後の運営を円滑にするための基金を設ける案が提案され、参加者の同意を得る。

 一時四十分。社主による大会句選評が始まる。最高得点は十九票の黒沢さちさんの

  夫がいて一人とは言えない一人

続いて十八票渥美ゆかりさんの

  抜こうか抜くまいか露草は朝の色

そして、大西節さんの

  八月の消せない影一本の鉛筆使い切る

 二時二十分休憩。二時四十分より、ホテルロビー前にて記念撮影。今回はプロカメラマン湯原幸三さんの撮影。いつもながら声まで映るのではないかと思う賑やかさである。尚、今大会は全搬に渡って幸三さんがビデオ撮影をされている。スナップ写真は、大川崇譜さんが担当。

 二時五十分、句会再開。六点獲得句までが評される。社主に指名された方が、次々にけれん味のない意見を述べ、時に笑い声があがるいつもの風景があった。五時の閉会で各自、七階の部屋へ入る。

 懇親会は、五時三十分より「相生の間」で、私の司会にて。

まず、乾杯の音頭は、穂さん。酒の似合う方の一言から始まる。それぞれのテーブルに、和・洋・中華混合のディナーが運ばれて来る。ビール片手に挨拶に回る。真ン中のテーブルには、しらさぎの皆さんが。都丸ゆきおさんは、カラオケが待ちきれない様子。

「命君は忙しくなるから、先に食べておきなさい」。社主のやさしいアドバイスに、ちらしを一杯いただいて、カラオケのナンバーを伺いに回る。社主の「銭形平次」に始まり、句会とは別のノリで桂芽さんと、幸子さんのダンスが盛り上げてくれる。フィナーレは、社主が一時間半かけて選曲した「青い山脈」を全員で大合唱。中央に集まり、唯とはなしに肩を組み合って唄った。これも初めての事。 締めは西呂さん。とっても心地よさそうなお顔で西呂節。きれいに締められました。

 その余韻たっぷりの中、八時よりは「きくの間」に移り、二次句会の「私の一句」が、田中耕司さんの司会で始まる。「亀屋万年堂のナボナ」がお茶菓子に出される。こんな所にも気配りが見受けられる。十時を過ぎ解散。余談ではあるが、この後私は社主による落語を二席聴かせていただいた。間の取り方は絶妙で、玄人であった。



  十一月十二日

 昨夜遅く降った雨が、ガラス窓に残ってはいるが眩しい朝を迎えた。バイキングの朝食に向う。ここでも中国からの旅行者の方が多かった。今回は、当日吟を集める事がなく、ゆっくりと食事を楽しめた。

 午前九時十分より、「つばきの間」にて「海紅四十八手」と銘打っての勉強会。十六項目にわたる海紅句の手法を、例句を持って社主と耕司さんが解説。最前列に座った幸子さんは、メモをしっかりと。大西節さんには「赤壷」の手法も少し御披露していただいた。

 十一時四十五分。大詰めとなり、桂芽さんの三本締めで大会を締めくくった。部屋に響いた手拍子は再開を誓っていた。